『聴いてみる価値はあります』遅い。 とくに第一楽章は、終わらないんじゃないかと思うほどで気が遠くなりました。 アファナシエフだってこんなに遅くない。 これは持っていたい1枚、何度も繰り返して聴きたい演奏というよりも、できることなら体験したかった。 ああ、あのときの、あれはあり得なかったよなって。でもあの夜、この世でただひとつのブラームスだったって、年とってから何度も反芻したいような。 それにしても、咳はどうにかならなかったんでしょうか。